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ロジカルシンキングを考えてみる

ロジカルシンキングと言う言葉があり、主にビジネスの世界で使われている。数社のコンサルタント会社が使っているようである。
そのロジカルシンキングとは、何なのかを検証してみよう。

ロジカルシンキングの定義は

ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。

とされている。筋が通っている?考え方?または説明の仕方?この定義だとロジカル関係なくないかな?筋が通っていればロジカルシンキングになるということなのか?甚だ疑問が浮かぶ。

日本語だと論理思考、論理的思考と言われるようだが、議論の余地があるとwikipediaでは主張されている。
また、英語圏で一般的に用いられる言葉でなく、日本で浸透してるという意味では、和製英語であると言える。

まずロジカルシンキングの「シンキング」、日本語では「思考」とは何か。

思考(しこう、英: Thinking)は、考えや思いを巡らせる行動[1]であり、結論を導き出す[2]など何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である[3] 出典Wikipedia

思考とは、思いを巡らせる行動であり、精神の活動であると定義されている。
ロジカルシンキング、論理思考とは、論理的である、思いを巡らす行動であり、精神の活動であることを意味しようとしているのか。

次にロジカルシンキングのロジカル、理論について考えてる。この場合の理論は理論学の理論ではなく、筋が通っているという意味合いで理論という言葉を使っている。具体的に何とか理論を使うというものでもなく、いくつかの方法を使用した、思考であると言っている。理論という言葉が誤って使われているのだ。wikipediaに改善の余地があると指定されているのは、その不正確な言葉の使用が理由であると伺えよう。
さらに、思考という単語も使っているが、思考は思いを巡らす行動、精神の活動であって、直接にロジカルと繋がらない、独立した別なものである。このロジカルは、思考をコントロールするものでも、影響を与えるものでもない。
つまり、ロジカルシンキングという言葉は、不正確で誤った意味に捉えかねない紛らわしく不適切な言葉であるといえる。